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    MotoGP ウイングレット考察

    これは個人的な考察ですからご留意くださいね。

    【ウイングレット】
    レーシングマシンのカウリングから生えるダウンフォースを稼ぐためのウイングは、時々思い出したように登場してきた。
    まるで最後の神頼みのように。

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    GP500時代に古くはスズキ、晩年にヤマハが短期間だけ採用した。現代のMotoGPではDUCATIが時々採用してきたが、今年2016年は次々と各メーカーが実戦に採用してきている。名称はウイングレットとしていいようだ。

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    スズキ 踏切をジャンプした時の着地性を改善するためのウイングレットだったのだろうか。

    1999YZR500 Max Biaggi
    ヤマハ YZR500 ビアッジ大先生は一発タイム出し用にカーボンホイールを採用するなど、ニューギミックを積極的に取り入れていたのは印象的であった。

    【目的】
    現代のMotoGPマシンは時速350㎞に達するハイパワーで常にウイリーを抑えなければならない。
    ・電子制御によるアンチウイリーシステム
    ・斜行や蛇行することで横Gによりウイリーを抑える
    そして
    ・ウイングのダウンフォースによるウイリー抑制

    【展開】
    これは例えば航空機のように、フラップやエルロンによる可変式にまでエスカレートするのであろうか。
    また、ウイングレット内部にノーズから走行圧を導入し、それを翼面に噴出させ可変フォースとすることもできるだろう。

    dwing2.jpg

    【問題】
    カウルから突起したエッジ状の形状のため、ライダーに危険を及ぼす恐れがある。これは安全基準を設け、接触時に容易に脱落、破損するように規定すべきであろう。
    ウイングレットはドラフトに乱気流を作り後続に影響を与える。ホンダのペドロサが実際巻き込まれて高速ウォブルに遭ったという。これは翼端渦の影響であろう。

    ※動画参照「翼端渦」


    例えば大型旅客機の翼端渦による乱気流は、小型機を操縦不能にさせるほどだという。またエンジン出力もロスする。
    そう、その乱気流を改善しエンジンのロスを軽減し燃費を揚げるために、本来のウイングレットが現代の航空機の翼端には装備されている。

    翼端のL形に跳ね上がったアレだ。

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    MotoGPマシンのウイングレットを見ていると、そこまで意識しているメーカーとそうでないメーカーがあって面白い。ラムエアダクトの形状もそうだ。最高傑作のレシプロ機のP51ムスタングの表面渦から離し主翼下の高圧エアを利用するラジエタエタダクトや、ノーズのオチョボ口のように飛び出したエアインテークなどには、もちろんちゃんとした根拠がある。

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    ホンダRC213Vの初期の段階のウイングレット.DUCATIの模倣から始めたのであろうか。これはエアインテークに影響を与えそうである。
    dwing.png
    やっぱり先駆者のDUCATIのGP16はウイングレット前提で開発したというだけあって最適化がすすんでいるか。

    ywing.png
    ヤマハのYZR^M1.これもホンダの初期の形状にに似ている。

    swing.png
    スズキのGSRのウイングレット。下の2枚はフロントタイヤのドラフトとなり果たして効いているのであろうか。
    hwing2.png
    ホンダRC213Vの最新仕様。横風と安全面を考慮したのか、整流程度の効果に留めるためなのか。


    究極はこれであろう

    【最後に】
    最高のテクノロジーを競うMOTOGPではこのようなウイングレットの取り組みは継続進化すべきであろう。もちろん管理と見直しは重要である。

    安全面については、CFRPではなく軟質樹脂か脆い構造などの義務付けと、最大寸法を規定すべきであろう。
    また突起物としてはステップバーの方が余程危険である。滑り止めのためほとんどの場合、切削用のエンドミルに近いような滑り止めの鋭い加工がしてある。

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    YZR-M1
    日本国内の競技規則ではこのような形状は安全面から禁止されていて、バーの先端は球状の樹脂製でなければならない。

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    RC213Vの標準的な仕様。滑り止めの機械加工は鋭く尖っている。

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    RC213Vの別仕様。防振のバランサーウエイトが安全面にも役立っている。色からするにチタン製で、ペダルバーはチタンの鋳造でモトクロス用のような形状、というよりモトクロス用から転用しているのだろうか。ライダーが操作系の確実性にかなり神経質なのであろう。
    いずれにせよ、ウイングレットの早急な技術規則整備を望む。
    発狂したメーカーの暴走を止めるために。

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    [ 2016/05/19 13:33 ] コラム | TB(0) | CM(-)

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