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    村社会での学び

     たしか幼稚園に通っていた頃の岐阜時代の話。
     街の公民館で「仮面の忍者 赤影」の映画が上映されることになった。当日の夕方公民館にたどり着くともう上映は始まっていた。記憶は定かでないが迷ったか移動時間を読み違えたんだと思う。街中の子供たちが全て終結したのだろうか?薄暗い公民館の中は通勤の満員電車のように混雑していた。

     どチビの自分は当然何も見えない。今思えば謎めいたイケメン風の赤影は、ちょっとSM風でエロティックなマスクと衣裳で、及川光博や韓流ファンのおば様方が喜びそうである。そんな赤影が活躍しているであろうスクリーンがチラチラ垣間見えるだけだ。すっかり意気消沈した僕は公民館のトイレでおしっこをして帰ってきた。その時の小便器の映像が記憶の中に鮮明に焼きついている。

     その後仮面ライダーの社会的ムーブメントが巻き起こった。便乗商法のはしりとなった「仮面ライダースナック」。スーパーのレジで仮面ライダースナックが箱から出される瞬間は我々子供たちにとっては命運を分ける瞬間だった。ラッキーカードハンティングである。
     
     仮面ライダースナックはカード欲しさの犯罪が続出しており、商品陳列されなくなりレジコーナーの中のスナックの箱から直に販売されていた。そしてカード収納用アルバムがもらえるラッキーカードの位置には規則性があることが、我々子供たちの闇情報では伝わっており、レジのおばちゃんから指名買いするわけである。そうすると高い確率でラッキカードを獲る事ができる。だがその箱出しするタイミングや、その時待ち構えている子供達の序列もリザルトに大きく影響する。そして複数のアルバムを得た場合は、それをレアなカードと交換したりして有効活用されていた。

     また暗黙のルールで箱買いする事は禁止されていた。だが資金力のある子や、どうしてもラッキーカードが欲しいものが親に泣きついてコッソリ箱買いする掟破りもあった。挙動が不審になったり急にパワーバランスがくずれるからすぐバレる。また町内中に監視の目が張り巡らされていた。ルールを破ったものには厳しいペナルティがある。そのラッキーカードの価値は認められずに当人はハブにされる。だがどうしてもラッキカード欲しさに更なる裏取引きが発生したりもした。

     自分はルールを厳守し一枚だけラッキーカードを獲る事ができた。レジでライダースナックの箱が開封されるその瞬間の映像と、自慢のカードを収納したアルバムを仲間達にお披露目したときの誇らしい気持ちを鮮明に覚えている。

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    [ 2013/04/06 11:14 ] コラム | TB(0) | CM(-)

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